日本はホロコースト国家か?野田総理TPP参加表明を断固糾弾する
奇しくも2011年11月11日はあの3.11の東日本大震災による福島第一原発事故から8か月が経過した日です。100年に一度の11が並ぶ日でありましたが,皮肉にも今日は野田総理がTPP(環太平洋戦略的経済連携協定・Trans-Pacific Partnership)の態度表明をおこなった日です。
8時より20分ほどの記者会見でしたがこの国の一大事を報道するのに,僅かな時間とほとんどのテレビがこの記者会見の様子を伝えることがありませんでした。

TPPがどれだけの「人災」であるかは「サルでもわかるTPP」に譲りまして,今回,国民の合意形成や説明もなしに半ば強引にTPP参加を表明したのは3.11のあの事故以来のショッキングで且つ,この国の根幹を揺るがす歴史的な汚点と言っても過言ではないでしょう。



振り返ってみると,過去ヨーロッパではナチス政権によるユダヤ人へ対するホロコーストがありました。我が国は現在,国家的な犯罪による「ホロコースト」が行使されているとしか思えない節があります。歴史は繰り返すと言う格言があるならば,その歴史そのものが姿形を変え顕在化している訳です。このままでは私たち一般庶民は国家によって生活手段そのものを奪われなすすべないがままに,生き延びることすら困難な時代に突き進んでいるのだと思います。

それは今までもそうですし,TPP以降ますます格差と貧困,弱肉強食の時代が米国主導によってなされるということです。原発震災以降,福島を中心とする一次産業の崩壊,被曝を強いられる子どもたち,東電の保障問題,枚挙に暇がありません。この国はただですら東日本大震災と原発災害でのた打ち回っているのにもかかわらず,「復興」という言葉だけが独り歩きし、その中身が何ら実を結んでいないのです。そうした状況の中,一次産業に追い打ちをかけ,仮設住宅に避難生活を余儀なくされている方もいるというのに,TPPで医療・雇用・食品の安全・金融政策等のセフティーネットを根こそぎ米国の都合のいいように,この国の制度そのものの根幹を揺るがすことがあってはいけないのです。

一体,どうしてこのような状況に拍車をかけているのか,実際のところ私にも皆目見当がつかないと言うのが本音です。しかし,あえてその状況を私なりに分析しますと,次のようなことが見えてくるのです。

1.米国オバマ政権が,政治的に追い詰められた状況の中,現政権の浮上を狙ったもの。

2.米国内の経済的な混乱を収取するため,同盟国である日本の利権そのものを根こそぎ自国の利益とする。

3.アフガニスタン・イラク戦争の戦費が米国の国家予算を圧迫,そのための対策の一環。

4.サムプライムローンの焦げ付き以降,世界的な金融恐慌に対する米国のみの利権争い。

5.ヨーロッパ金融不安の余波。

6.日本企業の海外進出の止めどもない暴走。

7.グローバル化の無意識的な産物。



あくまでも私見ですので,推定の域を出ない部分もあるでしょう,今回の野田総理の参加表明も米国の「圧力」があると見てはいますが,何よりも「経済優先主義」「グローバル化信奉主義」「暴走する市場主義」「世界的金融崩壊」がその根底にあるのだと思います。

今後,只ですら原発震災で精神的にも肉体的にも疲労している日本国民にとってこれ程,惨い権力の仕打ちが許されるでしょうか?あの民主党は政権公約もあっさり放棄し,原発震災の半ば「ネグレクト状態」の対応に加え国民的合意形成も説明もないままに,TPPの一方的な参加表明をすることによって私たちは,さらなる負担と困窮の暗黒時代の第二幕が始まったのだとそう実感するのです。
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by rosso_fiolencino | 2011-11-11 21:57 | 政治・時事
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