’05年9.11選挙のことは決して忘れてはいけない。(日本の民主主義が死んだ日)
今更と思われますが、今年の9.11衆議院解散選挙のことをもう一度振り返り、私がブログを執筆した動機を考えて見たいと思います。

8月、「郵政民営化」を問う、参議院の投票の風景を固唾を呑んで見守っていました。解散総選挙、しかし、私の単産は準備がままならず、また候補者もある政党の移籍問題で揺れていました。しかしながら、連合や単産の強い要望があり、苦渋の選択をして、これまでの古巣だった政党を移籍し、闘いぬきましたが、あの小泉氏の「劇場型選挙」の逆風に勝てず、あえなく保守系の候補と事実上の一騎打ちになりましたが、比例代表にも及ばす、惜敗しました。





私は、民主党前岡田代表が、「受けて立とう、単独政権を目指す、自民党のコップの中の争いに
突っ込むつもりはない」と聞いて、「これは、まずい、厳しい選挙戦を闘わなければならない」と、このとき、すでに嫌な予感がしました。前回の参議院選挙は確かに、伯仲した実績があるのでしょうが、こと前回の衆議院においては、70議席の開きをどう埋めるのか?という疑問も相当ありました。


選挙戦略は、強かに闘わなくては、成りません。彼、小泉氏は相当の「やり手」ですから、なおさら、野党はあらゆる手を尽くして、小泉政権を倒す目的を達成するべく、なりふりかまわず、他の野党、例えば、「民主党」に移籍者の多い「社民党」や、「造反」と名指しされた「国民新党」等の少数政党と選挙協力を得るべきだったでしょう。


私の単産も先々のことを計算しながら、選挙戦を闘いぬきました。
しかし、私が予想していた以上の、出来事があの短期間の間におこっていたのです。TVや新聞、ネットニュースは、全て口をそろえたかのように、国民の支持率政党の第一候補を「自民党」と報じ、続いて「民主党」がそれを追いかけるという「図式」を描いていたように思います。

後に知ったことですが、今回、TVの視聴率が、多い方ほど「自民党」(日本自滅党と言っても過言ではありません)に投票したという事実です。つまり、マスメディアの報じる「宣伝」が広く「無党派層」に浸透し、この国の現状を打破するのは、この小泉氏のある意味パンチの効いた「言葉」「パフォーマンス」が如何にも、響きがよく聞こえたのかもしれません。

それと根拠のある話かどうか分かりませんが、自民党はアメリカ系の広告塔を使って、マスコミと世論操作をしていたという情報も入手しました。(これはあとの記事で紹介します)

選挙戦が終わり、同じ労組の仲間と語った中で、「もしかしたら、我々が保守的であったのかも
しれない」とポツリと漏らしたのは今でも、脳裏をかすめます。

しかし、そうでしょうか?
郵政民営化だけが焦点となって、あれほどの大勝を得た小泉自民党は、全てのことを「白紙委任」されたわけではなかったと思います。

その後で、同じ、労組の仲間は、その後こうも言いました。

「この政権が長く続かない、何度も選挙戦や、組合活動で『敗北』してきたが、『敗北』したなりの闘いかたがある」と。

あの日(9.11)小泉氏が、選挙にも勝ったにもかかわらず、TVのインタビューに厳しい表情を崩さず、比例東京ブロックで第一位で当選した、猪口邦子氏の「総理!」という媚にも、目を向けず、「ようっ」と一声かけて去る、あの「独裁者」は、外国通信社にこう表現されました。


  He is a new emperor.(彼は新しい皇帝だ)

ストイックを装っている、小泉氏の独裁体制をひたすら突っ走る、彼とは対照的に、武部幹事長(公務員と官公労は社会の癌と暴言を吐いた。即刻、議員バッチをはずし議員を辞職せよ!!)は、最初は浮かれて関東地方のある候補者への応援演説に、「総理もあんな泡末のところへ行くな。今回は余裕なのに」

しかし、予想以上の大勝が見えてくると態度は一変、落選のボーダーラインに立つ候補に「追い込め」という、文章をファックスで、流して、自分の保身を図る始末です。(彼は幹事長というポストを外されたくなかったことがミエミエです)

ある、政界関係者の言葉です。


「小泉氏はばくちを打っている、高揚感に酔いしれる。(彼の祖父母の遺伝でしょうか、打つ、買う、飲む)年金、税制改革など、更々する気配はない。それよりも、国民のスター・アイドル(古い言い回しですが)になった気分で、国民と言う観客が、この劇場(喜劇)を楽しんでくれたという、快感がたまらない。

その第二幕が、マドンナ刺客(形だけの入閣で、切捨ての対象になりましたが)を入閣させ、自己の意のままに操る、『トップダウン』の政治をしたいだけ」


参議院で郵政法案に反対した、中曽根元首相の息子は(自分の父親が、引退を迫られて、彼に
対する敵対心は並々成らぬものがあると思います)自分の所属党である「自民党」大勝の報を受け、しばし虚ろな表情で「何で、こうなってしまったのか…」


「造反議員」の綿貫氏や亀井氏は、おそらく、自民党内にある「反小泉」勢力を結成して、再び「郵政否決」に持ち出す、目論見があったのでしょうが、それも潰え、今ではずいぶん肩身の狭い思いをしているのでしょう。


私は、この今までにない、9.11選挙の及ぼす、「恐怖」と「ファシズム」にどう強かに生き、「絶望」せず、これからのこの国の行く末をきちんと見据えるべく、このブログを立ちあげたのでした。
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by rosso_fiolencino | 2005-11-14 22:51 | 政治・時事
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