「義務教育費国庫負担法」堅持の闘い!
【日本国憲法】

第二十六条【教育を受ける権利、教育の義務、義務教育の無償】

1すべて国民は、法律の定めるところにより、その能力に応じて、ひとしく教育を受ける権利を有する。

2すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。 義務教育は、これを無償とする。


【教育基本法】

第三条(教育の機会均等)

1 すべて国民は、ひとしく、その能力に応ずる教育を受ける機会を与えられなければならな いものであって、人種、信条、性別、社会的身分、経済的地位又は門地によって、教育上 差別されない。

2 国及び地方公共団体は、能力があるにもかかわらず、経済的理由によって就学困難な者に対して、奨学の方法を講じなければならない。

第四条(義務教育)

1 国民は、その保護する子女に、九年の普通教育を受けさせる義務を負う。

2 国又は地方公共団体の設置する学校における義務教育については、授業料は、これを徴収しない。




上記の、文章は「日本国憲法」の「教育を受ける権利と義務と無償」そして、「教育基本法」 の教育の機会均等と義務教育を謳ったものです。現在、戦後世代の国民のほとんどの方々 は、この「義務教育」を受け、どの地域でも等しく教育を受ける義務と権利を有していた、或 いは、有しているのです。

今日の新聞で,「義務教育費」国負担減へ新制度検討とあり、現行の負担金2兆5500億円を1兆7000億円へ削減し、地方への負担金を「一般財源化」するという改悪が、現実味を帯びてきました。10月28日付の新聞記事では「小さく」取り上げられていて、中山文部科省大臣が、小泉首相が8500億円の削減に意欲を燃やしていることに、関連して「国民の関心が高いので次の内閣で検討をお願いした」と言い、首相は「文科省が良い知恵を出して欲しい」と削減に向けた、とりまとめを求めました。

さて…

「義務教育費国庫負担法」とは、地方の教育財源を国と地方が、折半する形で拠出しているものですが、これを国が「一般財源化」するという方法で、教育費を切り捨ているという、手段が過去の自民党政権によってなされようとしましたが、今回の小泉政権により、この制度がとうとう「破壊」されてしまいます。
 
全国の知事会では、悪化する地方の財源確保として、この「義務教育費国庫負担金」の制度改悪で一致しましたが、文部科学省の「官僚」や「中教審」の反対で、この制度の改悪が、去年見送られたようです。

しかしながら、中学校の教職員の賃金から、徐々にカットし次は小学校の教職員へと移行するわけですが、このように校種にまたがって、段階的に切り捨てていくやり方は決して許されません。
 
過去、教職員組合が、何年もかけてこの問題に取り組んできましたが,「義務教育国庫負担法」に関する国民の関心は低いようです。ここに来て最近、ようやく全国校長会、PTA連合が教職員組合と連携する形で 署名運動を展開していますが、時すでに遅く小泉政権下で「容赦のない」教育の機会均等法が切り崩さようとしています。



この制度が、破壊されたらどうなるのかと言いますと、地方の教育の格差が出てくると言う、 現実に直面します。現在、少子化の影響で、高校などが統合・再編されていますが、これからさらにそれが加速し、特に地方の子どもたちが近くの学校へ通うのでなく、統合・再編された通学距離の遠い学校へ行くことになりましょうし、「30人学級」を理想とする、「目の行き届いた」教育とはかけ離れた、40人以上の学級の編成もありましょうし、中学校においては、専門教科の免許を持った先生が、生徒に授業をするのではなく、「専門外」の教科を子どもたちへ授業をすることになります。これは、特に過疎地域では顕著ですが、今後、都市部でもそのような事態へと発展するかもしれません。

また、教科書は「無償制度」ですが、これが「有償化」される懸念もあるかも知れません。

よく、ここ最近、世界の子どもたちとの学力テストで「学力が低下した」などという、何を 機軸と根拠にその比較論を述べるのという、おかしな世相が出回っていますが、もし、「学力低下」しているのなら、「義務教育」や「教育の機会均等」をきちんと保障するべきはずなのに、この政権の暴走は未来を担う、子どもたちへターゲットが向けられてしまいました。

このような、小泉政権の暴走と国民を台無しにする政治に対して、断固として「闘いぬき」 このような悪政を激しく糾弾します。

絶対に許せません!






用語解説・義務教育費国庫負担法とは?


資料・義務教育費国庫負担法


[PR]
by rosso_fiolencino | 2005-11-20 08:08 | 政治・時事
<< 「義務教育費国庫負担法」堅持の... バナーを作ってみました。 >>