断固反対!!医療制度改悪
今回、私は怒髪天を衝(つ)く思いで、この記事を書いています。小泉内閣が打ち出した、「三位一体改革」とは、これまで、この国に貢献してきた高齢者にまで、「痛み」を与え、余生を健康で健やかに過ごそうというお年寄りの願いを、むげにするこの政府のやり方に、激しい怒りを感じます。

政府与党は、来年の医療改革制度の大綱案をまとめ、その政策内容が、ほぼ決着したようです。来年度から、患者の窓口負担を現役並みの収入がある70歳以上で2割~3割の「負担」とし、'08年から一般的な所得の人々も、70~74歳は「原則一割から2割に引き上げる」といった、高齢者への医療改悪案が重くのしかかった形となりました。





つまり、公的保険から支払われる医療機関や調剤薬局に支払われる診療報酬の改悪で'02年の-2.7%以来の過去最大の引き下げであり、高齢者への医療負担を是正するという「名目」を謳いあげ、中期的対策では、治療重点の医療から疾病予防を重視した保健医療を続けた場合に比べ、中期的対策で6兆円、短期対策で1兆円以上減り、49兆円程度に抑制されるという試算が根拠にあると思われます。

では、現行の医療窓口負担を考えて見ましょう。

現在は、3歳までが2割負担、3歳から70歳までが3割負担で、70歳以上が、現役並みの所得が2割、一般が1割。

今回の改悪案(2008年度より)はと言いますと。
3歳から、小学生入学時までが3割の負担、小学校以上70歳までが、3割負担、一般で70歳から75歳までが、2割負担。75歳以上が1割の負担。現役並みの所得を有するところが現役並みの何と3割。

かつての医療負担は、1割が原則でした。小泉内閣になり、サラリーマン世代が3割の負担で国民の医療制度改悪が、進みましたが、さらに、高齢者まで最高3割の負担とは一体、何を意味するのでしょうか?

例を挙げるならば、一般的な所得の72歳の男性が、例えば糖尿病と慢性肝炎で月6日通院した場合、現行の制度では4000円の負担が一気に倍の約8000円の負担となり、窓口負担がこうなります。

では、医療病床の衣食住費のケースを見てみますと、長期入院者に来年の'06年10月から病院の食事の調理コストと、光熱費等の居住費が新たに自己負担となります。長期入院していらっしゃる高齢者の方が、仮に月額6万4000円の自己負担が、その食住費の3万2000円が、プラスされ9万6000円に一気に跳ね上がります。

高額医療制度に関しましては、例えば重病や大けがで医療費が高額になった場合、一定以上が払い戻される「高額医療制度」の自己負担が同じく来年10月から、引き上げられます。例えば、一般的な所得の方で70歳未満の方が、胃がんなどで一ヶ月入院、医療費が150万円の場合、自己負担額が7500円増え、約9万2000円になります。



医療改革(改悪)大綱骨子を参考までに記述しておきます。

1 70歳以上74歳以上の窓口負担を一般所得者は現行の1割から2割に引き上げる。

2 生活習慣病予防対策に取り組む。

3 75歳以上を対象とした新たな高齢者医療保険制度を設立する。

4 療養病床の70歳以上の食費と居住費を自己負担とする。

5 高額医療費の自己負担制限額を引き上げる。

6 来年度の医療報酬改定では、経済動向を踏まえて引き下げる。

7 窓口負担が2割となっている対象時期を乳幼児(3歳未満)から小学校入学前まで拡大する。


「長寿大国ニッポン」「高齢者に優しい社会」「介護問題に各自治体で対策を」これらの言葉を過去、何度も耳にしましたが、もうこの言葉すら何の意味も成さないこの高齢者へ向けられた「医療改悪制度」を思うと、怒りを通り越して、ただ、天を仰ぎ長歎するだけです。

過疎地域の高齢者は、所得格差は都市部ほどではなく、その地域の病院は自己の健康維持で多くの高齢者が、早朝から病院の待合室に並んでいる光景をよく目にします。人間年をとれば、おのずと、体の調子が思わしくなるでしょうし、健康であってもいつ、重病に罹るか分からない不安を抱えて過ごしていらっしゃる高齢者の方々も、多いと思います。

また、過疎地域の病院がある意味、高齢者・地域との密接な関係にあり、地元の医師とのいわば、健康相談による「カウンセリング」の役目と機能を果たしているとも思われます。特に「認知症」のお年寄りのいる家族の不安は、並々ならぬものがあると思います。

確かに、今後の医療は「予防」中心の医療といいますが、これ幸いとばかりに、この「屁理屈」をこともあろうか、高齢者にまで「痛み」を押し付ける、匹夫小泉純一郎という男は、戦後最悪の「改悪ファシズム」を断行したとして、後世の歴史に確実に刻み込まれるでしょう。

この匹夫。
今日は、よりによって、この医療改革の調整を各省庁と、「トップダウン」の手荒な手法で断行した後、自分は悠々と「人間ドック」で検診したとか!

私は、高齢者にまで鞭打つような、この改悪案に断固として「反対」します!!
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by rosso_fiolencino | 2005-12-01 21:27 | 政治・時事
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