Stop radioactivity!英セラフィールド放射能漏れ事故について
昨日に引き続き、「核関連」の記事を書いてみたいと思います。
まずは、下の英文と対訳をご覧ください。

Sellafield 2 will produce 7,5 tons of plutonium every year
1,5 kilogram of plutonium make the nuclear bomb
Sellafield 2 will release the same amount of radioactivity
Into the environment as the Tschernobyl every 4,5 years
One of these radioactive substances
Krypton 85, will cause death and skin cancer

セラフィールドⅡ(アイルランドにある核処理施設)は、
毎年7.5tのプルトニウムを生産している。
原子爆弾を製造するのに必要なプルトニウムは1.5kg。
セラフィールドⅡは4年半の期間で、チェルノブイリ
(原発事故)と同量の放射能を放出している。
放射能物質の一つである「クリプトン85」は死と皮膚癌を
もたらす。




上記の英文と訳文はドイツのテクノグループの「クラフトワーク」が、作曲した「radioactivity(放射能)」のライブで演奏するイントロの「メッセージ」の全文です。その後、「Stop radioactivity」とロボットボイス(ボコーダーという装置を使用しますが)で、曲の演奏中にメッセージを発信し続けます。また次のようにモールスでもこう打電して、曲を構成しています。

      .-. .- -.. .. --- .- -.-. - .. ...- .. - -..--

              Radioactivity

クラフトワークと言えば、テクノの神様と言ってもいいくらい、世界中の音楽シーンに影響を与えたグループですが、(日本ではYMOが有名ですよね)彼らは世界中のライブのステージで、その都度、このメッセージを発信しています。



さて、本題に入りますが、今年の2005年4月19日。英国ロンドンの北北西、リバプールとグラスゴーの間にある使用済み核燃料を、再処理する施設の一つ「セラフィールド」再処理工場で「重大」な放射能漏れ事件が発生しました。

その概要を記述しますと、濃縮された硝酸に溶解した状態の高放射性核燃料が、オリンピックプールの半分もの量が漏洩するという事故が起き、工場が閉鎖に追い込まれています。この非常に危険な高濃度の放射能溶液は、約20トンもの「ウラニウム」と「プルトニウム燃料」を含んでおり、工場の破損したパイプから、巨大なステンレスの容器(入れ物)に漏れ出しているため、かなり放射性レベルの汚染度が高いために、その施設内に入ることができない状態となっています。

この「セラフィールド」は昔は、「ウインズケール再処理工場」と呼ばれ、それに比肩する工場は、フランスのラ・アーグにある「スーパーフェニックス」や日本では「もんじゅ」が、再処理工場として名高いのですが、何れも事故のため(もんじゅは最近再開されましたでしょうか?)閉鎖されました。

過去、日本が使用済み核燃料を「スーパーフェニックス」に委託して再処理していた時期に、「グリンピース」が監視活動等、抗議のアクションを起こしていた報道を何年か前に、見聞きしたことがあります。そういうわけで、日本からその使用済み核燃料の処理を、外国へ委託し「プルトニウム」を還流しています。しかし、セラフィールド周辺では、真向かいに位置するアイリッシュ海に、その処理液を垂れ流し、空気中にも放出されているため、周辺住民の白血病の問題が取りざたされているようです。

今日は、ここまでにしてこの続きは、次回に引き継ぎたいと思います。

関連webサイト・セラフィールド


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by rosso_fiolencino | 2005-12-07 22:27 | 政治・時事
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