国・自治体・地域社会は総力をあげて子どもを守れ!その4
ここ数日、連続する子どもの痛ましい事件に、世の中の人々の「不安感」が各それぞれのブログに反映されているのを見まして、やはり、将来ある子どもの命を守るのは大人の責務であると、痛感しています。このシリーズも今日でとりあえず一区切りしてみたいと思います。

2つのテーマで考えてみます。



一点目は、連日子どもが「不審者」に出くわし、場合によっては命の危険にさらされていることについてです。私が、ここ数年の「不審者」の傾向としましては、都市部はもとより、以前はさほど犯罪とは無縁だったような地域で、特に過疎の地域で発生している傾向があります。

その傾向としましては、一定の人物が関与しているのではなく「複数」いるということです。ある日の情報では、「不審者」が白い車で目撃された、次の日には黒い車で、そのまた次の日は自転車で現れたという具合に、人物像が特定できないという盲点がありました。

そんな中、このような話を耳にしました。

「都市部は、不審者対策等が厳重な面があるため、比較的人目のつきにくい『地方』に車を走らせ、そこを狙っている」

都市部は「監視カメラ」等で厳重な対策がなされているが、閑散とした人気の寂しい町の子どもたちがその危険にさらされているというわけです。これは「出会い系サイト」の被害もその傾向にあり今や、一見犯罪とは無縁な地域もそのターゲットにされるという時代になったということです。

私個人も、あるマンションの2階に住んでいたころ、深夜、3階の部屋のベランダからガタガタと大きな物音がして、何事かと窓を開けたとたん、暗闇の中からベランダの横にある雨どいのパイプにつかまっている黒い人影を目撃して思わず。「コラッ!!」と恫喝しましたところ、あわてたのかそのままパイプを降って逃げた不振人物を見かけたことがありました。

その後は、即、110番をダイヤルし、警察の事情徴収がありましたが不審者が捕まった(住居不法侵入)という情報はもたらされませんでした。それがちょうど今を去ること5年前の2000年のできごとだったのですが、最近の下着を盗んだり、覗き見をする人物は、マンションの一階を狙うのではなく(目立つからでしょう)最屋上の方から進入し、夏場等、窓を開けて寝ている女性を狙うのだという話を、そのときの警察官から聞いたものです。(もっとも、足を滑らせて地上に落ちて命を落とすということも聞きました)少し前ですと、マンションの上が安全で一階が狙われやすいという「常識」が私の中にあったのですが、今は、どこも安全な場所はないと思い、ディスカウントショップで防犯関係のアイテムを購入しました。(二重鍵とガラスを振動させると大きな警報音が鳴る警報機を購入)

このことから、都市部もそうですが閑散とした町や村も、犯罪のターゲットになっているという「防犯意識」を持たないといけない時代になったわけです。

二点目は、いつ子ども自身が「危険箇所」で命の危険に遭遇するのかを常に意識しないといけないという事例を挙げて考えて見ます。

今年の四月の出来事ですが、鹿児島市の中学二年になる男子生徒四人が、戦時中に掘られた「防空壕」内で焚き火をし、その結果一酸化炭素中毒で亡くなるという、痛ましい事故がありました。この事故に関して、鹿児島県知事である伊藤知事は「学校現場が、きちんと危険箇所を把握していないから、このような事態になったのだ」というコメントを発表しました。

つまり、学校現場は100パーセント、地域の危険箇所や子どもの実態を把握するべきだということになりますが、それは物理的に「不可能」な注文です。つまりは、こうです。このような事故の責任は行政当局にはなく、全て学校現場が悪いという「責任のなすりつけ」的な発言は、県の当局者として、亡くなったご家族のことはもとより、現場の学校関係者の不信感を煽るだけの「不適切な発言」としかいいようがありません。

これが、校内で起こった事故なら、学校側の責任でしょうが、事故のあった「防空壕跡」は学校から離れた場所にあり、鹿児島市で今回事故が発生した「防空壕跡」については、市も県当局も把握していませんでした。これは、あきらかに「行政サイド」の責任であり、伊藤知事は人としての心情や大人が子どもを守るという責務に欠けた態度しか取れないということから、行政側に子どもを守るというのは「口先」だけで、何の期待にも応えられないという失望感をにじませたといわなければなりません。

それを契機に政府は2001年度でその「防空壕跡」が5003箇所あると発表しています。'02年度から'04年までに埋め戻したのが45箇所で、うち鹿児島県内では1991箇所もあり(戦時中本土決戦に備えて、或いは、空襲に備えて多数掘られたと思われます)2000年同県鹿屋市で、防空壕の上を走る県道が豪雨の中、陥没し、走行中の看護士が運転する車が落下する死亡事故が過去、起きています。

以上を持ちまして、これらの事柄をみてみるに、もっと市民は行政側に子どもの安全に対する政策を講じるよう積極的に働きかける必要があるようです。

しかし、今回、小泉首相は「三位一体改革」にて地方の財源を大幅に削減し、義務教育も国の負担を二分の一から、三分の一に削減するという「暴挙」に出るくらいですから、当面はその政策に期待は持てそうもありません。

ですが、子どもを守るのは大人社会の「責務」ですから、あくまでも私個人の考えですが、以下のことを参考に子どもを守ることを考えて見られたらいかがでしょうか?

1 普段から、地域の人々を把握し、近所づきあいをする。
  マンション住まいですと難しいかもしれません、しかし、すれ違いざまに「あいさつ」をかわすことでも何か話のきっかけをつかみ、それが近所のコミュニケーションの場となるのかも知れません。

2 子どもとのコミュニケーションを大切にする。
  とかく、「忙しい」毎日(私もそうですが)ですが、可能な限り夕食等食事を囲み、子どもの普段の話に耳を傾けることで、登下校や学校内での対応も見えてくると思います。

3 学校へどのうような対策をしているのか、連絡を密にする。
  PTAで、生活指導等の活動で「防犯」や「登下校」の世話活動があれば、可能な限り参加するのも有効でしょう。その中で、もし、疑問点があれば学校へ問い合わせることも必要です。

4 登下校のルートをきちんと把握しておく。
  不審者が出てくれば、その登下校のルート変更も必要でしょう。その場合、学校側へ連絡をしてみて下さい。

5 登下校の途中が不安なら、車での送迎もする。
  今でも「子どもの体力が落ちているから、車での送迎は駄目だ」と発言する、「教育長」がいます。未だ、時代の変化に対応できない教育行政の姿勢があるのは残念なことですが、我が子を守るのなら、なりふりかまわず、車で送迎することも必要です。

6 やむ得ず、連絡をする場合、「携帯電話」を所持させる場合、学校側とよく話し合ってみる。
  大抵の小中学校は、その所持を禁止しているところも多いでしょうが、家庭内での「事情」を説明し、学校を説得するのも必要かもしれません。

7 不審者情報のメールサービスを利用する。
  各県警察でこのメールサービスがあります。有益な情報は何よりも対策を講じる手立てとなります。また、近くの交番にパトロールの要請をしてみましょう。

8 NPO団体等を利用する。
  都市部では、こどもの人権を守る団体があるでしょうから、その団体を利用することもいいかもしれません。しかし、過疎地域では、それが望めませんので、各自治体や警察機関にパトロール等の要請をすることも大切かもしれません。あと、児童相談所もそのような相談も受けてくれるはずです。

9 暗い夜道を歩かせない。
  今の季節は17:00以降、すぐに暗くなります。もし、通学路を点検して防犯用の街灯がなければ、自治体にその設置を陳情してみましょう。知り合いの議員さんがいればいいのですが、そうでない場合は、直接、役場へ行き相談することもいいでしょう。

10 普段から、地域の防犯対策に関心を持つ。
   ボランティアで活動する地域もあるはずですし、忙しいでしょうが、子どもを守るために地域で行われている、イベントや会合に参加し積極的に、どうするのか話し合うことで、その地域にあった「対策」の知恵が出てくるかもしれません。

以上が、私のない知恵の当面の「対策」ですが、やはり、一番、大切なのは人と人とのコミュニケーションこそ、「防犯」への第一歩ではないのでしょうか?子を守る、親の愛情ほど尊いものはありません。
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by rosso_fiolencino | 2005-12-12 22:10 | 政治・時事
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