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私と反原子力
3.11東日本大震災時における,福島第一原子力発電所のレベル7の事故は私を絶望のどん底に突き落としたと言っても過言ではありません。核戦争を含むあらゆる戦争の次に起きてはならないと考えていたのが,原子力発電所の事故だと普段から意識していたのですから。

しかし,既に起こってしまった事故は後戻りしてはくれません。今後は核や原子力に依らない社会を目指すべきであり,その社会を実現することが私たちの世代に課せられた義務であると思います。

原子力に関して見れば,私個人今回の福島の事故で「反原発」のスタンスを取ったのではありません。実は子どもの頃から「放射能」や「核兵器」の恐怖というものを脳裏に焼き付けて育った過去があるのです。その思いを書いてみます。

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by rosso_fiolencino | 2011-10-28 20:45 | 反原発
ウラジーミル・バベンコさんの講演会を聴いて:質疑応答
ウラジーミル・バベンコさんの講演会のその後で質疑応答の場面を掲載して,このシリーズを終わらせたいと思います。


質問者:「一番聞きたい質問は,ベラルーシと比較し日本の汚染状況はどのぐらいだと思われるか?」

バベンコさん:「まず判断材料が私に必要である。そのような情報を得るためには何と言っても測定をしなくてはならない。食品・空間・人体・土壌など全てデータにしなくてはならない。データがあればお答えできるが,なければ単なる予測になる。チェルノブイリ原発事故の方が汚染は深刻だった。福島の方がずっと汚染は少ない。チェルノブイリ原発事故の後は,放射能を含んだ雲は地球を二周回った。ソ連政府は何も発表せず,スウェーデンから汚染が発覚した。日本人が持っている問題は,問題は存在する。しかし,それを過小評価・過大評価してはいけない。チェルノブイリ原発事故よりは軽くても問題はある。問題をかき混ぜてはいけない。そういう問題が日本人の中にあると思う」


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by rosso_fiolencino | 2011-10-19 22:28 | 反原発
ウラジーミル・バベンコさんの講演会を聴いて:その3
前々回からの続きで,バベンコさんの講演会の模様をお伝えします。バベンコさんは何よりも「教育」が大切と説き,自分で放射能から身を守る術を市民や子どもたちに伝えています。今後,私たちが汚染された大地や海でどう生き残るのかという処方箋を,学んで行く必要があると思います。


ベラルド研究所では,2003年に教育プログラムを作成し,プロジェクトの枠内で本を発行しました。それが今回の日本語版の原書になったそうです。また,パンフレットを発行し,15分程の教育ビデオを制作,カレンダーを作って放射能を除去するために必要なレシピを印刷して啓発したそうです。

本,パンフレット,ビデオ,カレンダーをセットにしてチェルノブイリゾーンの学校に配布し,生徒数が多い学校には数多く提供しました。その数,全部で200の学校に配布できました。ただ学校でそういったものを渡すだけでなく,ゼミをし,人に集まってもらい,放射能対策をどうしたら良いかのお話会もしたそうです。そういうことをすることによってその人たちから他の人にも情報を交換することができたようです。

また,放射線学実習文化センターを作りましたが,ベラルーシの国からは支援が来ていない中,自分たちの力で支援を海外から受けて作っており,実際にはクラブ活動のようなものだそうです。有志が集まる会とでも言いましょうか,学校の中とか,地域の人有志で結成するクラブ活動を展開したそうです。


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by rosso_fiolencino | 2011-10-18 16:54 | 反原発
ウラジーミル・バベンコさんの講演会を聴いて:その2
10月15日に東京で行われたウラジーミル・バベンコさんの講演会の模様をユーストリームで視聴していましたが,大変感銘深い講演でしたので昨日に引き続いて,その内容を記述していこうと思います。

その前に「自分と子どもを放射能から守るには」の本がアマゾンより届き,大変分かりやすくオールカラーで放射能の基礎的な知識,調理の下ごしらえがイラスト入りで解説されています。また,京都大学原子炉実験所助教の今中哲二さんのコラムも入り,現在放射能とどう向き合うかという意味では,お勧めの本と言えます。

では,昨日の続きを載せたいと思います。

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by rosso_fiolencino | 2011-10-17 18:58 | 反原発
ウラジーミル・バベンコさんの講演会を聴いて:その1
ベラルーシから来日されたウラジーミル・バベンコさんの講演会の模様が,ユーストリームで配信されることをツイッター上で知り,早速視聴いたしました。

子どもを放射能から守る全国ネットワークが主催し,東京で行われた講演会です。また,9月16日に発行された自分と子どもを放射能から守るには日本語特別編集の著者と言うことを今回の動画視聴にて初めて知りました。この書籍は京都大学原子炉実験所助教,今中哲二さんも監修されていると言うことで放射線防護に関する情報源としてはかなり信頼性が高いと評価できそうです。

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以下,講演会の模様をツイッター上でツイートされていた,子どもを放射能から守る全国ネットワークさんの情報を元に編集して書きたいと思います。

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by rosso_fiolencino | 2011-10-16 15:48 | 反原発
ラジウム226と人形峠ウラン残土問題
昨夜の記事で,東京都世田谷区の民家の敷地から毎時約2μS/hの線量が検出されたと書きましたが,民家の床下から瓶が出てきたと聴き,またもや耳を疑いました。

原発由来の放射能を否定した「スピンコントロール(情報操作)」と思い込んだのです。しかし,夕べの「種まきジャーナル」の小出裕章さんのコメントで,世田谷区の汚染に関しましては少し胸をなで下ろすことが出来ました。




ラジウム226とは半減期が1600年という途方もない寿命を持った放射性核種ですが,このようなものが放置されて来たと言うことは,改めてこの国の放射線管理が杜撰であり,過去の経緯からしても放射性物質の扱われ方が軽んじられてきた証だとも言え,別の意味で驚きでした。
酸化チタンを精製するときにも放射性物質が出ることも…

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by rosso_fiolencino | 2011-10-14 22:57 | 反原発
堆積物6万3000ベクレル検出…言葉を失う汚染値
昨日,「種まきジャーナル」を動画サイトで聴いていた時のことです。
横浜で1キロ当たり195bqのストロンチウムを検出,さらに6万ベクレルのセシウムを検出と聞き耳を疑いました。



6万?セシウムで?あの福島第一原発から200キロ以上離れた所で?
あれだけの原子炉が水素爆発で吹き飛んだのですから,当然の結果と言えばそうかも知れません。しかし,都市部でそんな猛烈な値があったのかと何度か聴き直したのです。


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東京新聞より





振り返ってみれば,奥多摩町の山間部で,6万ベクレルから10万ベクレル検出されていたのが10月11日付の「種まきジャーナル」でも報道されていました。
しかし,さすがに都市部は…と思っていたのですが,あまりにも汚染濃度が濃い濃度のセシウムが横浜の港北区のマンション屋上から検出されるとは露程にも思っていなかったので,やはりショックは隠せませんでした。

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by rosso_fiolencino | 2011-10-13 20:50 | 反原発
日本は放射能に汚染されてしまった…
3連休中に福島第一原発のニュースを検索し,情報取集していましたがようやくこの時期になって文科省は東日本の汚染地図を公表しています。航空モニタリング調査ということで米軍の線量計を積んだヘリで地表の線量を計測したのが下図です。

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私は,この図を見て何を今更という思いです。こういう線量調査はもっと早い段階でも可能だったでしょうし,公表が早ければ要らざる被曝を避けることも可能だったのか知れません。もう一つこの図に関して言えば,2つの点を指摘したい所です。

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by rosso_fiolencino | 2011-10-11 22:41 | 反原発
なぜ警告を続けるのか・京大原子炉実験所・”異端”の研究者たち
3.11の原発震災以降,日本のマスメディアにはこぞって「御用学者」や「原子力村」の人々の言説が朝に夕に飛び交っていました。その異様さに様々な負の感情を抱いた方々も多いと思います。今や,その言説が当初よりはマシになった感はありますが,未だに大手メディアや政府は「安全デマ」の言説を止めようとしません。

発災直後から,私は動画サイトを中心に情報を収集しました。福島第一原発の状況が正しく客観的な情報が何よりも必要だったのです。その中で,とりわけ目を引いたのが京都大学原子炉実験助教の小出裕章さんでした。40年間,原子力の危険性を訴え続けたその精神に只々感銘を深めたのですが,彼の「生き方」そのものに学んだことは多々ありました。

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by rosso_fiolencino | 2011-10-09 15:57 | 反原発
3.11以降世界は変わった!(あれから何年経ちましたか?)
私が,このブログを止めてから早や5年の歳月が経過しました。まるでタイムスリップを経験したかのようです。それまでに「世相」の流れは何百倍速にも加速し,流れるに流れ,息つく暇もないかのように変化しました。
安部政権が2007年の参議院選挙で大敗。その後,自民党政治が2009年を境目に終わったのです。これで社会の変革が進むのか?少しの期待がこみ上げてきたのもつかの間でした。それは,2010年に菅政権が発足してから見事に裏切られたのです。

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by rosso_fiolencino | 2011-10-08 18:31 | 政治・時事